【インデックス投資の実績】筆者のポートフォリオと運用経験
2022年現在のポートフォリオと運用実績
2004年2月から積立投資を開始しました。
2022年8月現在で19年目です。
複数の投資信託を積立しています。個別株は保有していません。
【現段階での成果】
トータルでの騰落率は約225% つまり、評価額が投資した元本の2倍以上になっています。
年平均利回りは8%くらいですね。
こちらが私のポートフォリオと現在の騰落率です。(真似する人はいないと思いますが、下の銘柄を推奨しているわけではありません)
騰落率とは、初めた2004年を基準にして、2022年現在でどのくらい増えたか減ったかの変化率のことです。
銘柄 | 構成比率 | 騰落率 |
インデックスファンド225 | 40% | 237% |
トピックスオープン | 32% | 188% |
グローバル・ヘルスケア&バイオ・オープンA (為替ヘッジあり) |
6% | 313% |
グローバル・ヘルスケア&バイオ・オープンB (為替ヘッジなし) |
9% | 447% |
三菱UFJ チャイナオープン | 10% | 183% |
【ETF】上場インデックスファンド225 | 3% | 272% |
合計 | 100% | 225% |
コツコツと積み立ててきた結果、運用収益が投資した元本を上回ってきました。
ここから更に上昇か!と期待半分ですが、日本株のインデックスファンドが多く、今後日本の人口減少に伴いどうなることやら。不安も半分です。
ある程度のボリュームになってきたため、これからは真剣に出口戦略を考える時期だと思ってます。
運用開始からの経験
2004年運用開始時の方針は次のとおりです。
- インデックス投資を主にコツコツと長期的に投資する。
- 外国への投資は為替の影響があり経済状況も不勉強な私にはよく分からないため、国内への投資を主とする。
- 長期的に運用収益1千万円を目指す。
投資対象は投資信託2本。金額は半々の割合で積立を開始しました。
- 日経平均225
- トピックスオープン
投資を開始した2004年2月は、日経平均株価で見ると11,000円を超えたあたりです。
一時期1万円を割り込んでいた株価が、どんどんと調子よく上昇していきました。
とりあえず様子見で2年間。株価は順調に上がり続けました。
「様子見の期間が長いなあ」と思った方。そうなんです。私はかなりの慎重派です。
慎重派なこともありますが、追加とはいえ、新たな投資を始めることは、精神的なハードルがなかなか高いものです。
しかし、さすがの私も2年も好成績が続いたおかげでかなりポジティブに考えるようになりました。
これはイケる。投資額を増額すべし。と考えたわけです。
■ 増額の内容は以下のとおり。(2006年)
- 日経平均とトピックスのインデックスへの投資額を2倍に増額。
- ヘルスケア分野(世界)ファンドへの積立投資を開始。
- チャイナ・オープンへの積立投資を開始。
当時の私の思考は次のとおり。このあたりから地獄の期間が始まります。
■ 追加投資をした時の私の思考(2006年当時)
- 日本のインデックスファンドは強い。マダマダ伸びる(なんとなく)
- これからはバイオテクノロジーやヘルスケアが伸びる(なんとなく)
- 米国の時代は長続きしない。これからは中国が伸びる(なんとなく)
投資対象は真面目に分析したわけじゃありません。当時、雰囲気でなんとなくそう考えていました。
「自分の理解できない商品は買わない」
これは投資の鉄則ですが、正直なところ「ヘルスケア分野の商品」と「チャイナ・オープン」は商品の中身をよく理解しないで買いました。投資を始めてから2年間の好成績で浮かれてたんだと思います。
しかし、よく分からない商品への投資はいつもビクビクしていた記憶があります。
なんだか分からないものに投資をすると常に不安な気持ちがあり、結局、この後の不況の中で精神的に耐えられなくなり、ヘルスケアとチャイナ・オープンへの投資は約4年で積立を終了しました。
今になって思えば②バイオやヘルスケアの分野が伸びるっていうのは当たってたんですが、やはり自信のない状態で投資を続けるのは難しいなあ。という実感です。
③は大きな誤りでした。アメリカ強し。当時ハイテク株買ってれば良かった〜。って思っちゃいますね。
地獄の始まりと対処法
2006年に積立金額を増額ししばらくはそこそこ順調でしたが、やってきました2007年。
サブプライムローン問題で日経平均株価が下がり始めてきました。
しかしこれくらいは想定内。事前に勉強したとおり、株価は上がり下がりを繰り返して・・・・・
って、おい!聞いてないよ〜の大暴落。リーマンショックです。
一時期1万8千円を超えていた株価が一気に1万円を割り込み7千円台に。半分以下ですね。
このときは精神的に辛かったです。が、乗り越えました。当時のわたしは偉かった!
日経平均株価は1万円前後をうろつき一向に上がっていく気配はありませんでした。
2011年3月の東日本大震災も経て2012年後半まで横ばいが続きます。
2008年から2012年後半の約5年間。長く辛い日々でした。
この辛い期間中も馬鹿みたいに積立は継続していました。コツは自動積立です。投資していることを忘れるように努力しましょう。資産推移はまったくチェックしませんでした。
いえ、一度だけチラ見しました。その時、なんとマイナス400万円。この衝撃は忘れられません。正確にいくらかは忘れましたが、とにかく▲400万円台というのは相当のインパクトでした。いい車買えるやん・・・・って思いました。それからは日経平均株価が上昇し始めるまで、資産額は見てません。投資のことは忘れたふりです。(ぜんぜん忘れられませんけど・・・)
前述しましたが、始めたころから商品内容について「よく分かってない」ヘルスケアとチャイナのファンドについては、2010年に約4年間継続した積立を中止してしまいました。不況の最中、よく分からない商品への積立は精神的に耐えられませんでした。
当時はその商品について勉強することはせず、不安要素を排除するために、積立を中止することを選択しました。
2022年の今になって思えばヘルスケアの分野は伸びたため、積立を中止したのはもったいなかったかもしれません。
それでも日本インデックス(225とトピックス)の自動積立は止めませんでした。今思えばこれが功を奏したわけです。
人類の欲求は果てしない。世界が滅ばない限り経済は発展し続ける(はず)。つまり、待っていればいずれ平均株価は上がる(はず)。この時の私の支えは、この考えと、予め貯めていた生活防衛資金です。最悪この資金でなんとかなる。待っていればよい。待ってれば明るい未来が来るはずと言い聞かせ、投資は忘れたふりをしてこの最悪の期間を乗り切ることができました。
投資を始める前にお金の勉強をしていたことが役に立ったと思います。
- インデックス投資は「始めること」が最も大切。2番めは「続けること」。
- 調子が悪い期間は必ずやってくる。
- 調子が悪い期間をのりきるための準備(お金の勉強と生活防衛費)が大切。
これらのことは、私にとって本当の事でした。
本で読んで勉強したことをそのまま体験したと感じています。
お金について学び、実行した結果、現実にお金が増えました。
高齢化が進む日本で生きていくためにはとても大切なことだと思っています。
これらのことを、どれだけ娘たちに伝えられるかが私の課題です。彼女たちはまだ私の保護下で生活していますので、お金に関して切実な思いは未だありません。どうすれば、どれほどの興味を持たせられるか。思案中です。
これからの投資
2012年後半からは段々と日本の平均株価も上昇してきています。
途中で中国経済の後退や、コロナなどによる暴落もありましたが、概ね右肩上がりの状況です。
2004年当時目標としていた運用収益一千万円はずいぶん前に達成することができました。
ただし今後の投資先として、日本株が適切かどうか。ここは考えどころだと思っています。
実は現在、日本株のインデックスファンドへの積立は中止して、米国&全世界インデックスファンドへの投資を始めています。
現在保有している日本株インデックスファンドの今後の扱いが課題です。
このあたりの話は、機会があれば別の記事にまとめたいと思っています。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。