【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第25問/全25問:金融トラブル発生時の相談窓口の理解】

【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第25問/全25問:金融トラブル発生時の相談窓口の理解】

  • 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
  • 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
  • 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。

問題 金融トラブル発生時の相談窓口の理解

難易度 2022年
正答率
2019年
正答率
2016年
正答率
★☆☆ 70.8% 72.2% 73.7%
問25:金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか。
なな
適切でないものを選んでくださいね
  1. 消費生活センター
  2. 金融ADR制度
  3. 格付会社
  4. 弁護士

答え

正解は③です。

わわ
格付会社は、会社の信用度をチェックする会社ですね。詳しくは解説で!

解説

格付会社とは、格付け=「借金が返せる信用度」のランク付けを行う会社です。

業界分析や財務状況を分析し、当該の会社をABCD等とランク付けします。

ランクは投資をする際の判断材料の一つとなります。

例えば、社債(会社がお金を調達する時にする借金)の購入を考える場合、ランクがAであれば投資に適している。Cではお金が返ってこない可能性が高まる。という具合です。

格付会社は、格付を専門としていますので、投資によるトラブルの相談はできません。
トラブル時には、一人で悩まないで、早く相談することが肝心です。
トラブルが発生した後でも、法律で守られることもありますので、なるべく早く専門機関に相談しましょう。
金融商品のトラブルの相談は、まずは188番(消費者ホットライン)に電話しましょう
「消費生活センター」の相談窓口を案内してくれます。
「消費生活センター」は地方自治体が運営しており、住民のための機関です。消費者被害の相談を受け付けています。
相談員がトラブル時の交渉の仕方や具体的な解決策をアドバイスをしてくれ、場合によっては交渉の手伝いもしてくれます。
相談時には、契約書やトラブルに関する経緯のメモなどがあるとよいようです。
また、他の手段としては、弁護士に相談したり、ADR制度を利用することもできます。
ADRとは、裁判外の紛争解決手続きのことです。
裁判だとお金や時間がかかる。中立的な信頼できる専門家に仲立ちしてもらいたい。といったケースに有効です。
相談先は、分野によって分かれており、金融庁のホームページ「指定紛争解決機関一覧」にも掲載されていますが、188へ電話して相談するのがよいと思います。
ADRの費用については、各紛争解決機関によって定められていますが一部を除き無料です。
なな
トラブル時には「早めに相談」が大切なんだね。☎188番(いやや)って覚えましょう!
わわ
相談したら怒られそうで怖いんだよね
父さん
放置しておくともっと怖いことになるよ。「法律」で挽回できるかもしれないから、なるべく早く専門家に相談しましょう!
未だの人は他の問題にも挑戦してみましょう!
関連記事 金融リテラシー正誤問題【全25問】
金融トラブルについては「お金の勉強会」の記事でも紹介しています。
→ 勉強会記事【第15回】金融トラブルと解決方法【中高生向け具体例】

なな
これで全25問終了ですね。お疲れさまでした!
わわ
私は25問全部分かるようになったよ!
父さん
全25問の全国平均は正答率約56%です。8割方理解できたら自信を持っていいと思いますよ。次のステップとしては上級編として「株式投資のはじめ方」について勉強会をおこなっています。
【金融リテラシー上級編】株式投資のはじめ方