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【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第24問/全25問:複雑な金融商品を購入する際の適切な行動】
- 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
- 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
- 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。
問題 複雑な金融商品を購入する際の適切な行動
難易度 | 2022年 正答率 |
2019年 正答率 |
2016年 正答率 |
★★☆ | 63.9% | 64.2% | 62.8% |
問24:複雑な仕組みの金融商品の購入を検討するにあたって、適切な対応はどれでしょうか。
- 仕組みがよくわからなくても、売れ行きが良ければ購入する
- 仕組みがよくわからなくても、提供している金融機関が信用できれば購入する
- 仕組みがよくわからなくても、高いリターンが期待できれば購入する
- 仕組みを理解できて問題ないと思えば購入する
答え
正解は④です
仕組みがよく分からない商品は、いい商品に見えても、購入してはダメですね
解説
仕組みがよくわからない金融商品を購入してはいけません。
仮に、売れていても。信用できるお店が扱っていても。高いリターンが期待できても。ダメです。
仕組みが理解できないと、どのようなリスクがあるのかが分かりません。
リスクについて把握していないと問題が生じた時に逃げ遅れるのは自分だけ。ということになりかねません。
投資の神様として有名なウォーレン・バフェット氏の言葉を借りると、
- 「自分がなにをやっているのか理解していないところからリスクは生じる」
- 「自分の理解できるビジネスにだけ投資をするべきだ」ということです。
ネットで話題の仮想通貨やFX。こんなに儲かりました!の報告や、短期間で儲かりました!などの言葉が踊っています。
コツコツと積立投資をするよりすごく魅力的です。楽しむためなら良いと思います。
しかし蓄財が目的なら一度立ち止まってみてください。しくみを理解していない商品は蓄財のために買うべきではありません。
逆に言えば、金融商品を購入する場合には、商品について調査をして理解してから購入しましょう。
下表は金融庁が検討中の「金融商品購入のポイント(案)」です。金融庁の担当課内で議論して、たたき台として作成されたものですので、完成版ではありませんが、参考用としては十分有用だと思います。
出所:金融庁ホームページ「金融商品購入時のポイント案の検討」
有名人が紹介してたらいいのかな〜とか思っちゃうよね!
友達とかに勧められたら、よく分からないけど、まっいいかあ〜って思っちゃうよね
そういうところに気をつけたいね。金融の世界では「よく分からないけどやってみた」が、損をする人の合言葉だと思ったほうがいいよ。
>>>他の問題にも挑戦してみましょう!
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