【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第23問/全25問:金融トラブル回避のための行動】
- 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
- 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
- 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。
問題 金融トラブル回避のための行動
問23:聞いたことがない金融商品を購入するかどうかを判断する際の行動や考え方として、適切でないものはどれでしょうか。
難易度 | 2022年 正答率 |
2019年 正答率 |
2016年 正答率 |
★★☆ | 59.8% | 60.4% | 59.6% |
適切でないものを選択してくださいね
- トラブルが多発し、公的機関から注意喚起がなされていないか、情報を収集する
- インターネットや書籍、複数の販売業者から情報を収集し、他の商品と比較する
- 中立的な立場から情報提供を行っている機関等に相談し、アドバイスを受ける
- 販売業者から高いリターンが期待できるとの情報が得られれば、商品を購入する
答え
正解は④です。
販売業者の言うことを鵜呑みにしてはダメですね。しかも高いリターンが期待できるということは、損失が大きい可能性もありますね。
解説
販売業者から高いリターンが期待できると言われても単純に信用してはいけません。
その商品を売りたいだけかもしれません。
また、高いリターンとは、大きな利益か大きな損失かどちらかのことです。どちらに転ぶかは分かりません。
金融商品にはリスクがあります。
リスクとはお金が増えたり減ったりする可能性のことです。
購入前にリスクをしっかりと調べて納得することが大切です。
また、その商品のお金が増える「しくみ」も調べましょう。
「しくみ」が理解できないと「リスク」も正しく理解できません。
「リスク」や「しくみ」の調べ方は選択肢の①②③のとおりです(下に改めて記載しました)。
公的な機関に相談もできます。
- トラブルが多発し、公的機関から注意喚起がなされていないか、情報を収集する
- インターネットや書籍、複数の販売業者から情報を収集し、他の商品と比較する
- 中立的な立場から情報提供を行っている機関等に相談し、アドバイスを受ける
③の中立的な立場から情報提供を行っている機関とは、例えば下の「金融庁の相談室」があります。金融庁では、電話、Web、FAX、郵送の方法で受付しています。
金融庁金融サービス利用者相談室
>>>ウェブサイト等での受付、事前相談を含むご案内
「しくみ」と「リスク」が理解できない商品は絶対に購入しないようにしましょう。
販売業者だけでなく、知り合いや友人、好きな有名人がおすすめしていたとしても、自分で理解していない商品は、値下がりした時の対処ができないため、結果として損をする可能性が高くなります。
金融商品にはリスクがあるので、自分で納得してから買ったほうがいいですね。
金融トラブルについては、中高生向けの具体例を習いました。勉強会の記事はこちらです。生徒諸君は要チェックです!
▶▶▶【第15回】金融トラブルと解決方法【中高生向け具体例】
▶▶▶【第15回】金融トラブルと解決方法【中高生向け具体例】
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