【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第20問/全25問:リスク・リターン】
- 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
- 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
- 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。
問題 リスク・リターン
難易度 | 2022年 正答率 |
2019年 正答率 |
2016年 正答率 |
★☆☆ | 75.2% | 76.7.2% | 74.8% |
- 正しい
- 間違っている
答え
正解は①です。
解説
「リターン」とは投資した結果としての利益や損失のこと。
「リスク」とは「リターンの振れ幅」のことです。
リスクの高い商品は大きな利益を得る可能性が高いですが、同時に大きな損失となる可能性も高い商品です。
これがいわゆる「ハイリスク・ハイリターン」です。
金融商品のリスクとリターンのイメージは、下の金融庁YouTubeチャンネルの図が分かりやすいです。
リスクとリターンの関係は比例関係。
リスクの低い順に「預金・貯金」→「債券」→「投資信託」→「株式」ですね。
これはリターンの低い順でもあります。
- 「リスクなく高いリターンが得られる商品はない」(都合の良い儲け話はない)が大原則です。
お金を運用するときには、自分がどの程度のリスクを許容できるのか「リスク許容度」の範囲で運用することが大切です。
リスク許容度は人によって異なります。
例えば独身であれば、一人が生活できるお金を確保していれば、大きな損失でも「仕方ない」で済ますこともできますが、家のローンや子供の学費が必要なケースでは、大きな損失は「仕方ない」では済まされません。
- 「自分の欲望に負けない」ことも大切です。
私がそうなのですが、お金を運用していると早くお金を増やしたい欲が強くなり、順調に増えている時こそ「増える可能性が大きい投資」=「損失の可能性も大きい投資」という大原則を忘れそうになります。
お金がどんどん増えている時に、減る可能性を想像することは案外難しいものです。
経験しないと難しいかもしれませんが、そのような時こそ、この大原則を思い出し「冷静になって一旦中止する。考える時間をとる。」ことが大切です。
この機会を逃すと損をする!今ならお得!だから今すぐ買わないと!と焦ってする判断はだいたい間違っています。
素人が運用で勝つためには長い時間をかけてコツコツと増やしていくことが最善です。ハイリスクの商品はたまたま儲かることがあるかもしれませんが、継続して儲けるのはプロでも難しく、長期的には損失が出る可能性が高いといえます。
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