目次
【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第18問/全25問:住宅ローンについての理解】
- 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
- 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
- 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。
問題 住宅ローンについての理解
問18 住宅ローンに関する以下の記述のうち、適切なものを選択してください。
難易度 | 2022年 正答率 |
2019年 正答率 |
2016年 正答率 |
★★☆ | 48.7% | 50.8% | 50.9% |
今回の選択肢は文字が多い・・・・
- ローンを組んで住宅を購入するよりも、生涯賃貸住宅に住み続ける方が、圧倒的に資金負担が小さい
- 住宅ローンの返済方法には、元利均等方式と元金均等方式があるが、総返済額はどちらも同じである
- 住宅ローンの金利タイプには変動金利型や固定金利型があるが、固定金利型の方が変動金利型よりも常に有利である
- 住宅ローンにかかる総返済額を減らすためには、頭金をできるだけ多く用意するとともに、 可能な範囲で繰り上げ返済を行うのが有効である
答え
正解は④です。
「ローンの支払い総額を減らす」=「利息を減らす」ってことですね。
利息を減らす方法は「頭金」と「繰り上げ返済」なんですね。解説で分かりやすく説明してますよ。
解説
ローンの返済額は借りるお金(元金)+利息です。利息は借りる金額に比例して大きくなります。そして複利で増えるため、長期間で雪だるま式に増加します。住宅ローンは大きな金額を長期間で返済することが多いため、利息が非常に大きくつきます。「頭金」で少しでも借りる金額を少なくし「繰り上げ返済」で少しでも早く返済することにより、利息を大きく減額することができます。
その他の選択肢の解説
① 家は購入するより賃貸が圧倒的に負担が少ない?
ローンで家を購入するのも、賃貸住宅に住み続けるのも、一生分の費用は同額程度と言われています。場合によって様々ですが、どちらか一方が圧倒的に負担が小さいということはありません。下の図は金融広告中央委員会の資料を引用しています。
ローンで家を購入するのも、賃貸住宅に住み続けるのも、一生分の費用は同額程度と言われています。場合によって様々ですが、どちらか一方が圧倒的に負担が小さいということはありません。下の図は金融広告中央委員会の資料を引用しています。
② 住宅ローンの2つの返済方法の返済額は同じ?
元利均等方式(月々同額を返済する方式)と元金均等方式(返済額がだんだんと減る)とでは、住宅ローンの支払総額は、元金均等返済方式が少なくなります。ただし、元金均等方式は扱っていない金融機関もあり、返し始めの頃の月々の返済金額が大きくなるという弱点もあります。
元利均等方式(月々同額を返済する方式)と元金均等方式(返済額がだんだんと減る)とでは、住宅ローンの支払総額は、元金均等返済方式が少なくなります。ただし、元金均等方式は扱っていない金融機関もあり、返し始めの頃の月々の返済金額が大きくなるという弱点もあります。
③ 固定金利は常に有利?
変動金利型と固定金利型とでどちらを選べばよいかは、市場金利の状況によって異なります。例えば金利が上がっていく状況では固定金利が有利ですし、下がっていく状況では変動金利が有利です。
変動金利型と固定金利型とでどちらを選べばよいかは、市場金利の状況によって異なります。例えば金利が上がっていく状況では固定金利が有利ですし、下がっていく状況では変動金利が有利です。
返済方法とか、金利とかいろいろあって難しいね。
いろいろな方法があって損得があるって事を知っているだけでも大きな進歩です。細かい事は実際に借りる時に真剣に調べればいいわけです。住宅のことについては、親子勉強会の記事をご確認ください。買ったほうがいいのか?借りたほうがいいのか?ハイブリッド型というのも紹介しています。
▶▶▶勉強会記事【第19回】住宅のはなし【購入と賃貸はどっちがお得?】
▶▶▶勉強会記事【第19回】住宅のはなし【購入と賃貸はどっちがお得?】
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