【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第13問/全25問:金利が変化した際の判断】
- 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
- 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
- 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。
問題: 金利が変化した際の判断
難易度 | 2022年 正答率 |
2019年 正答率 |
2016年 正答率 |
★★★ | 43.4% | 46.0% | 43.9% |
問13: 金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借入れについて適切な対応はどれでしょうか。
- 運用は固定金利、借入れは固定金利にする
- 運用は固定金利、借入れは変動金利にする
- 運用は変動金利、借入れは固定金利にする
- 運用は変動金利、借入れは変動金利にする
「資金の運用」はお金を増やしたい時。「借入れ」は借金する時ですね。
「固定金利」は市場金利に左右されないで一定です。「変動金利」は市場金利と同じように変化しますね。
答え
正解は、③です。
金利が上がっているときは、運用する場合は(金利をより増やしたいので)変動金利が有利。借入れは(金利を増やしたくないので)固定金利が有利ですね。
答えを聞くとなんとなくイメージどおりだよね。でも私は間違えました。。。
解説
金利とは元のお金に対する利息の割合です。
お金を増やすために運用する場合は利息が多い(金利が高い)ほうが良いし、借金のときには利息が少ない(金利が低い)方がいいですね。
変動金利では、市場金利につられて金利が上下します。
市場金利が上がっているのであれば、お金を運用するときは、金利が高くなる変動金利がいいですね。
固定金利では、金利が変動するリスクがありません。
お金を借りるときは、固定金利であれば市場金利が上がったとしても返済額が変わらずに安心です。
ただし、市場金利が下がった場合、割高な金利となってしまいます。
投資を行う際や、住宅ローンを組む際には、金利の変化の様子をよく確認する必要があります。
「市場金利」とは、一般の銀行などの標準的な貸出金利や預金金利のことをいいます。お金を借りたい人が多ければ金利は上がりますし、借りたい人が少ないと金利は下がります。市場の原理で変化するものです。
金利と景気との関係などについて、親子勉強会の記事で紹介しています。ぜひご確認ください。
▶▶▶勉強会記事【第8回】金利に関するおまけの知識(その1)【複利の計算方法と金利と景気の関係】
▶▶▶勉強会記事【第8回】金利に関するおまけの知識(その1)【複利の計算方法と金利と景気の関係】
他の問題も挑戦してみよう!
>>>その他の問題へは以下のリンクから
- 関連記事 金融リテラシー正誤問題【全25問】