【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第12問/全25問:債券価格と金利の関係】

【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第12問/全25問:債券価格と金利の関係】

  • 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
  • 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
  • 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。

問題: 債券価格と金利の関係

難易度 2022年
正答率
2019年
正答率
2016年
正答率
★★★ 23.6% 23.8% 24.0%
問12: 金利が上がったら、通常、債券価格はどうなるでしょうか。
なな
債券ってなんだっけ?
わわ
会社や国がお金を集めるために借金をする時の借用書みたいなものです。債券を買う=お金を貸すってことですね。利子を付けて返してくれますよ。
  1. 上がる
  2. 下がる
  3. 変化しない
  4. 債券価格と金利の間には何の関係もない

答え

正解は、②です。
わわ
金利が上がったら債券価格は下がります。金利が下がったら、債券価格は上がります。逆の動きだから、シーソーの関係と覚えましょう。
なな
債券は比較的安全な金融商品だけど、金利が上がるときは債券価格が下がるリスクがあるよ!ってことを教えてくれてる問題ですね。

解説

債券とは、会社や国や地方自治体がお金を集めるときに発行する借金の証明書(有価証券といいます)のことす。

例えば、〇〇会社の債券(社債といいます)を10万円購入することは、○○会社に10万円を貸すということです。(国の借金は国債といいます)

満期になればお金は返ってきますし、満期になるまでは利息が受け取れます。

期間は、3年、5年、10年など様々です。

債券は、発行元の経営状況が悪くなり、満期でもお金が返ってこない(デフォルトといいます)リスクがありますが、比較的安全な投資対象です。

加えて定期的に利息を受け取れる安心感があります。

ただし、金利により価格が上下する特徴があり、一般的には金利が上がるときには、債券の価格が下ります。

売買するタイミングによっては損をすることがあるということです。

<金利の上下と債券価格の関係>
例えば、債券の利率が2%、預金金利が5%であれば、債券は人気が無くなり価格が下がります。

逆に債券の利率が5%、預金金利が2%であれば、債券の人気がでるため、債券価格は上昇します。

預金金利と債券価格は逆の動きをするため、シーソーの関係と言われることがあります。

 

父さん
金融商品の特徴や金利と金融商品の値動きの関係は、親子勉強会の記事でも触れています。ご興味があればご覧ください。
▶▶▶勉強会記事【第7回】お金の増やし方【その2お金に働かせるpart2】
わわ
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