【5分でわかる!】金融リテラシー調査 正誤問題一問一答【第8問:預金金利についての理解】
- 金融リテラシー調査の正誤問題【全25問】を一問一答形式として、問題・答え・解説を5分で読めるコラムにしました。(出所:金融広報中央委員会)
- 難易度は正答率が低い順(難しい順)上位5位:★★★ 下位5位:★ その他:★★
- 全25問のうち14問正解で全国平均レベル。21問以上正解すれば「高リテラシー層」です。
問題: 預金金利についての理解
難易度 | 2022年 正答率 |
2019年 正答率 |
2016年 正答率 |
★☆☆ | 68.0% | 68.6% | 65.7% |
問8:100 万円を年率 2%の利息がつく預金口座に預け入れました。それ以外、この口座への入金や 出金がなかった場合、1 年後、口座の残高はいくらになっているでしょうか。利息にかかる 税金は考慮しないでご回答ください。
「預金口座に預け入れた」ってことは、銀行に預けたってことですね。「口座の残高」っていうのは、預けたお金の残りのことです。
「利息」は、銀行に預けて増えた分のお金です。ほんとは増えたお金には税金がかかるけど、それは考えなくていいんだって。
単純計算で100万円が2%増えるといくら?って問題ですね。
- 102万円
- 102万円以外
答え
正解は、①です。
年率2%ということは、1年間で2万円(100万円の2%)が利息としてもらえるってことですね。
解説
年率2%だと1年で2万円の利息がつきます(100万円☓0.02)。
この2万円は預けただけで増えたお金なので、不労所得(労働しなくてももらえるお金)ってやつですね。
2022年6月現在の日本では、普通預金の金利は年率0.001%くらいですので、100万円を預けると1年間で10円の利息がつきます。
なお、この問題では「税金は考慮しない」とされていますが、実際には利息には税金がかかります。
税金は、銀行が利息を支払う際に差し引くため、個人での納付は不要です。
税率は一律20.315%ですので、仮に利息分が2万円の場合、2万円の約2割=約4千円が税金として差し引かれます。
つまり、実際に自分が受け取れる利息は、税金を引かれた後の約1万6千円(2万円ー約4千円)となるわけです。
不労所得を得る=「お金に働かせる」の考え方や、金利の考え方については、娘たちに教育した時の勉強会の記事で詳しく紹介しています。興味がありましたらぜひ読んでみてください。
▶▶▶勉強会記事【第6回】お金の増やし方【その2 お金に働かせる part1】
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