【第4回】えっ?テスト??聞いてないんですけど~!!【金融教育:他国との違いとこれからの日本の教育】

えっ?テスト??聞いてないんですけど~!!
【金融教育:他国との違いとこれからの日本の教育】

今回の説明内容について

テーマは、金融教育に関する他国との違いと、これからの日本での教育について。

「他国との違い」の説明で、金融リテラシー調査結果の日本の水準を説明して、娘たちが「80点以上とることが目的」ということを説明しました。テストと聞いて驚いていましたが、まあ仕方ないか~という受け止め方でした。

「これからの日本の金融教育」については、学校での内容と、家庭でできることは少し違って、それぞれの役割があるということを説明しました。家で学べる家庭は少ないからラッキーだと思うよ!と誇張して言ってみたのですが、まあ、そうかもね。くらいの淡々とした感触です。面倒だけどまあいいかあ~という感じですね。娘たちが参加する形式も考えないと少し飽きてきたかなっていう印象です。

前々回の内容はこちら「日本でお金の教育がなかった3つの理由」(今回はこの内容の続きです)
父さん
それじゃあようやくですが、前々回の続きです。(前回は話がそれましたので戻します)
わわ
現在19時3分です。
父さん
かったわかった。といっても、だいたい30分じゃ終わってないけどね。
なな
で、今日はなんだっけ?
父さん
日本でお金のことを教えてこなかった理由とこれからどうなる?のつづき。
なな
そうでした!
父さん
なんで、日本では教えてこなかったんだっけ?
わわ
親も習ってこなかったから!
父さん
そうだね。じゃあなんで習ってこなかったんだっけ?
わわ
なんでだっけ?なな!
わわ
貯金だけでお金が増えたから投資とか難しいことは考えなくてよかった?
父さん
おーいいねえ。そうですね。日本ではお金について勉強しなくても幸せだったんですね。昔の人は。でもこれからはそれじゃダメだから勉強するんですね。
わわ
で、今日はなんだっけ?
父さん
今日は、お金の教育について、他の国と日本との違いと、これからの日本の教育について説明します。
わわ
はい。それじゃあ、つづけたまえ。

金融教育について外国と日本との違い

父さん
アメリカやイギリスでは、昔から学校でお金の教育をしてたんだね。アメリカでは小切手について小学生から習ってたんだね。小切手は今でも使われているようだよ。
わわ
小切手ってなに?
父さん
銀行と契約して、金額を書き込める紙をもらいます。お金の代わりにそれを持ち歩いて、必要な時に、必要な金額を書き込んで使うんだってさ。
わわ
えーー。じゃあその紙をもらってお店の人はどうするの?
父さん
銀行に持っていくとお金と交換してもらえるんだってさ。お金じゃないから盗まれても大丈夫なんだね。
なな
でも盗まれて好きな金額書かれたらやばいじゃん。
父さん
サインがいるからね。筆跡が違うとバレちゃうから使えないんですね。
なな
なるほど~。
父さん
とにかく、外国では学校で、当たり前の知識として、小切手とかクレジットカード、投資の教育をするんですね。
わわ
へえ~。そういえばこの間、学校でもお金の話を習ったな。銀行のことだった。社会の授業でならったよ。
父さん
へえ~。中学校でも今年度からお金の教育が始まってるらしいから、それのことかな。いろいろな教科でお金の事を結び付けて説明するようなんだよね。やっぱり少しづつ始まってるんだね。
わわ
そうかもね。
父さん
ところで、各国での金融リテラシーの調査結果は、このようになっています。
父さん
金融リテラシーというのは、お金に関する知識のことね。2016年にテストみたいなことをやったんだけど、日本人の結果は他の国と比べて点数が低いね。この中だと下から数えたほうが早いくらいだね。
わわ
平均より低いもんね。
父さん
おっするどい!そのとおり。日本人は平均よりも低いんだよ。20代とか若い人を抜き出すともっと低くて50点以下だった気がする。ということで、君たちには、最終的にこのテストを受けてもらって、最低60点以上をとってもらいます。できれば80点を目指してください。
わわ
えええええーーテストーーー??聞いてないんですけどーーー
父さん
そうです。ひととおり勉強し終わったらテストするので、これからもよーく話を聞いておいてくださいねーー。全部で25問です。世界の人に追いついてもらいますね。10代で80点取れれば頼もしいですね。
わわ
テストって、どこかに受けにいくの?
父さん
いやいや、問題は公開されているから、それをお父さんが整理するだけ。家でやるよ。
わわ
そういう感じね。なな、ちゃんと聞いとかないといい点とれないよ!
なな
わわもでしょ!
父さん
ということで、二人ともちゃんと勉強していい点とってくださいね。これはお父さんの目標でもあるので、ちゃんと教えるからね!
わわ
はいはい。

これからの日本の金融教育について

父さん

ということで、ここからは、これからの日本の金融教育について説明します。さっきもいったけど、小中では始まってて、2022年度から高校でも始まります。どうやら家庭科の授業でやるみたいだね。

なな
家庭科かー。4月からやるんだねー。
父さん
そう。結構いろいろと習うみたい。
なな
結構難しそうだなー。
父さん
そうだな。でも、今勉強してるから、他の人よりは覚えやすいかもねー。
なな
だったらいいねえ
父さん
基本的には、「自立する力」と、「社会に関わる力」の育成が目的とされてるね。この「自立する力」というのは、お父さんがお金の勉強を通して君らに伝えたい事とまったく同じだから、ちょうどいいね。
わわ
ふーん。自立とかよくわかんないや。
父さん
そうだなあ。まあ、自分で考えて、自分で決めて生きていけるようになってほしいって事だね。人の言うことに流されないで、自分で判断できる人になって欲しいわけです。人がやるから、私もやる。とか、あの人がやらないから。私もやらない。って考えだと失敗したときに納得できないからね。自分の考えを持てるようになってもらいたいんですよ!
なな
ふーん。
わわ
ふーん。
父さん
これから学校でも金融の教育が始まるんだけど、家庭での教育も必要とされているんだね。基本は教育の専門機関である学校が中心になるんだけど、家庭や地域との連携でより充実するって感じに整理されている。
わわ
でも、親がお金に詳しい家庭もあんまりないんじゃなかったっけ?
父さん
お、いい質問だね。親に知識がないと、教えられないだけじゃなくて、お金のことなんて勉強しなくていい!って反発する人もいるかもしれないから、ちゃんと理解と協力してね。って書いてあるんだね。日本ではお金の教育にあまりいいイメージを持ってない人もいるだろうからね。その点君たちはラッキーですね!
なな
まあ、そういうことですねえ。
わわ
そういうことにしておいてやろう。
父さん
とにかく、学校や家庭、地域が連携してお金の教育をしていこう!ということになっているので、うちでは率先してやってるけど、国の方針にもあってるんですよ!
父さん
あと、これはお父さんの持論だけど、家庭でやると、その人、その人に合わせて勉強できるからより具体的に学ぶことができるね。例えば、株を買ってみる!とか、学校じゃできないからね。
わわ
ということろで、すでに1時間が経過しております。
父さん
へいへい。じゃあ、最後にまとめて終わりにします。前回やった、1と合わせて、覚えておいてくださいね。テストで80点とってもらいますからね!
なな
60点以上って言ってたじゃん!

 

父さん
ばれたか。まあ、でも80点とれるように教えていくから、ちゃんとついてきてくださいね。というところで、今日はおしまい。また来週です!
前回(第3回)の内容はこちら「日本でお金の教育がなかった3つの理由」
次回(第5回)の内容はこちら「お金の増やし方 その1 働いて増やす」