【第17回】金融リテラシークイズに挑戦【全5問】

金融リテラシークイズに挑戦

  • 金融リテラシー調査は3年ごとに実施されており2022年版が最新です。
  • 金融リテラシークイズとは、金融リテラシー調査の設問から厳選された金融知識に関する5つの正誤問題です。
  • この5問で金融リテラシーの基本が習得できます。
  • 自分の理解度(得点)を3万人のデータによる世代別平均点と比較することができます。
  • これまでの娘たちとの親子勉強会の成果がでました。
家庭での「お金の勉強会」も終盤に突入。
中学生と高校生の娘たちが金融リテラシークイズに挑戦しました。
結果は全問正解。全国平均(50.6点)と比較すると大きな進歩が感じられ、本人たちもまんざらでもなさそうです。(最後の問題はまだ教えてないので、ほぼカンで当ててましたが。)
父さん
百点満点はスゴイね。やるじゃん君たち!
わわ
まあ、そんなに難しくなかったような気がするよね~
なな
そうだね~。なんとなく覚えてたって感じかなあ~
父さん
なんだかできるヤツのコメントだね~。でも、親子勉強会で明らかにスキルアップしてるから、そこそこ自身を持っていいと思うよ!

金融リテラシークイズとは

金融リテラシークイズとは、日本銀行が事務局を務める「金融広告中央委員会」が作成する金融リテラシーに関する全5問の正誤問題です。

内容は「家計管理」「生活設計」「金融知識と金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」「外部の知見の適切な活用」と幅広くかつ重要な項目に厳選されて出題されています。1問20点で得点をつけると全国3万人の得点データと比較することができます。

つまり、5つの問題に回答することで、自身の金融リテラシーを簡単に見える化することができます。

全国3万人のデータとの比較

自身の得点と全国の平均データとを比較できます。2022年2月25日〜3月14日の期間で全国の個人3万人に調査が行われ、データが公開されています。

出所:金融広告中央委員会「金融リテラシー調査2022年調査結果」

全国平均は50.6点。年代が高くなると平均点も高くなる傾向です。最大は70代の59.9点。

3問分が理解できれば60点。
全国平均を上回る成績です。

5問分すべてを理解すれば勉強してない人と大きな差がつきますね。

お金の勉強は、重要な項目から学び、少しずつでも自信をつけていることがモチベーションを保つ上でも大切だと思います。

なな
そんなに自覚は無いんですけど。結構分かってる人になっちゃった!
わわ
まあやればできる子なんでね~
父さん
金融リテラシー正誤問題(全25問)への挑戦が楽しみになってきたね~。親子勉強会の学習範囲はあと少しだからがんばって勉強しましょう~!! 

金融リテラシークイズ(全5問)
問題・正答・説明

金融リテラシークイズは金融広告中央委員会のホームページで実施できますが、ここにも掲載しますので挑戦してみてください。

当ブログでは、より理解を深めるための解説記事へのリンクも貼っていますので、みなさんの金融リテラシー向上に是非お役立てください


1.家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。
  1. 家計簿などで、収支を管理する
  2. 本当に必要か、収入はあるかなどを考えたうえで、支出をするかどう かを判断する
  3. 収入のうち、一定額を天引きにするなどの方法により、貯蓄を行う
  4. 支払を遅らせるため、クレジットカードの分割払を多用する
正答:④
説明:クレジットカードの分割払を利用すると 手数料(金利)が発生するため、支払を遅 らせるために分割払を多用することは適 切ではない。

もうすこし解説が必要な場合はこちら
>>>「5分で分る」解説記事(適切収支管理)

 


2.一般に「人生の 3 大費用」といえば、何を指すでしょうか。
  1. 一生涯の生活費、子の教育費、医療費
  2. 子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
  3. 住宅購入費、医療費、親の介護費
正答:②
説明:老後費用、住宅費用、教育費用は、「人生の 3 大費用」といわれます。
もうすこし解説が必要な場合はこちら
>>>「5分で分る」解説記事(人生の3大費用)

3.金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借入れについて適切 な対応はどれでしょうか。
  1. 運用は固定金利、借入れは固定金利にする
  2. 運用は固定金利、借入れは変動金利にする
  3. 運用は変動金利、借入れは固定金利にする
  4. 運用は変動金利、借入れは変動金利にする
正答:③
説明:金利が上がっていくときには、運用収入が 増加するため、運用を変動金利にすること が適当。一方、借入れについては、コスト の増加を避けるため、固定金利にすること が適当。

4.10 万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率 20%です。返済をしない と、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。
  1. 2 年未満
  2. 2 年以上 5 年未満
  3. 5 年以上 10 年未満
  4. 10 年以上
正答:②
解説:「72 の法則」は、お金が 2 倍になる年数が すぐにわかる便利な算式(「72÷金利≒お 金が 2 倍になる年数」)。この算式に当ては めて計算すると、「2 年以上 5 年未満」

もうすこし解説が必要な場合はこちら
>>>「5分で分る」解説記事(72の法則)

 


5.金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制 度として、適切でないものはどれでしょうか。
  1. 消費生活センター
  2. 金融ADR制度
  3. 格付会社
  4. 弁護士
正答:③
説明:格付会社は、金融商品または企業・政府な どの信用状態について評価(等級:信用格 付け)を付与する企業であり、金融トラブ ル時に相談する窓口ではない。
もうすこし解説が必要な場合はこちら
>>>「5分で分かる」解説記事(トラブル時の相談先)
出所:上記の問題と正答および説明は金融広告中央委員会ホームページからの引用です。
なな
どうでしたか?お金のプロが厳選した5つのクイズです。
わわ
5問とも完答できるようになったら自慢できるよね!

【関連記事】金融リテラシー全25問・基礎編・応用編

金融リテラシーについて以下の関連記事を紹介します。

金融リテラシー基礎編
【中高生向け問題・答え・解説】

以下の関連記事は金融リテラシーの基礎的な内容が学べます。

金融リテラシー調査 正誤問題25問
(問題・答え・解説)

下のリンクから全25問に挑戦いただけます。
金融リテラシー調査(2022年)正誤問題
問題・答え・解説記事の一覧です。

金融リテラシー応用編
【株式投資のはじめ方】

以下の関連記事では株式投資に関する内容が学べます。