契約と保証人
本日の内容
契約についてと困った時の解決方法
成人年齢の引き下げがあり、18歳から大人として契約が可能となります。つまり責任が発生します。「分かりません。」や、「知りませんでした。」は通用しなくなるので、契約の内容をきちんと理解して、自分の責任で契約ができるよう心構えを持つことが必要です。逆に言うと、理解できない場合は、契約してはいけません。
また、困った時には、弁護士、消費生活センターなどに相談することが大切です。連絡先など分からない場合には、まずは市役所や区役所の窓口でも相談できますので、覚えておきましょう。
また、困った時には、弁護士、消費生活センターなどに相談することが大切です。連絡先など分からない場合には、まずは市役所や区役所の窓口でも相談できますので、覚えておきましょう。
今回は、契約関係について説明します。18歳から大人になるので、”なな”は、あとちょっとで自分で契約ができるようになります。しっかりと聞いておいてくださいね。
契約ってどんなものがあるの?
身近なものだと携帯電話の契約かな。その他、金融商品を買ったり、お金を借りたりとか、買ったり売ったりも契約だからね。大人になると親の同意が不要なので、契約したら取り消しも難しいよ。騙されないようにしないとダメだね。
今回の説明が終わったら、25問中の19問の内容を説明したことになるので、76%進んだってことになるね。終わりが見えてきましたね~
ちょっとは進んできた感じだね~
コツコツとやって来たからねえ。なんとなくでも覚えていれば、金融のスキルは他の人よりずいぶんあがってると思うよ。
ほとんど忘れてる自身があるよ。
いやいや、そこそこ覚えてるんじゃないかな。今度試しに「金融リテラシークイズ」っていうのがあるからやってみようか。金融リテラシー調査から5問が抜粋されたものだから、どれくらい覚えてるか試せるよ。結果については、全国の年齢別正答率とか分かるから、自分がどの程度のポジションにいるかも分かるしね。一回やってみよー!
え~~。テストかあ。やばい気がする・・・・
まあまあ、とりあえず次回やってみましょう。といういことで、今回は契約の話だね。まずはこのスライドから。
スライドの細かい字は、このブログでは見えないかもしれません。
金融広報中央員会のパンフレットの抜粋ですので、詳細にご興味があれば、こちらにアクセスしてご確認ください。
金融広報中央員会のパンフレットの抜粋ですので、詳細にご興味があれば、こちらにアクセスしてご確認ください。
契約のはなし
口約束でも契約になるから気を付けましょう。ってことだね。
口約束でも?でもそんなの知らないって言われたらどうするの?
まあそうなんだよね。そうならないように契約書を作って、書面で残すんだけど、原則として口約束でも契約になるので、トラブルにならないように、口約束だからといって、適当なこと言っておけばいいや。っていうのはダメですよってことだね。
へえ。それは知らなかった。
で、契約を守らなかったら、どうなるのか。の例が書いてあるね。裁判所に訴えれば、強制執行という手続きができるんだね。次のスライドは保証人の話です。
保証人のはなし
保証人って聞いたことある?
なんかドラマで見た!他人の借金を返さないとダメなやつでしょ?
連帯保証人とか聞いたことある!
連帯保証人と保証人の違いって分かる?
分かりません!
連帯保証人は、ただの保証人より重い保証人なんです。
重い補償人?
そうです。例えば、Aさんの保証人になった場合、Aさんがお金を返せなかったら保証人が代わりに返さないとダメなんだけど、連帯補償人の場合は、Aさんが仮にお金を払えたとしても、請求されたら代わりにお金を返さないとダメなんです。
えええええええ。そーなの?
そうなんだよ。連帯保証人は、自分がお金を借りてないのに、お金を借りたAさんとまったく同じ立場になっちゃうんだよ。
それはヤバイ!
まあ、保証人もヤバイけどね。ということで、保証人は相当危険度が高いので、基本的にはなってはダメですね。
絶対ならないわ!
そうそう!そんなのなぜなる人がいるの?
親戚とか、親友とかに、絶対に迷惑かけないからお願い!!って頭を下げられて、断るに断れず、って感じなのかな?
えええ。それはないわ。絶対ならないようにしよ!
まあ、ならないのが一番いいね。保証人は怖いからよく覚えておいてください。次のスライドは、契約に関するクイズです。
契約の基礎知識クイズ
ここでは、クイズ④について、答えを聞いてもよくわからないってことになりました。
DVDレコーダーをクレジットで買いましたが、DVDレコーダーの調子がよくない場合、クレジット会社に支払わなくてよい。という答えだったのですが、それは、クレジット会社でなくて、メーカーの責任だから、お金は払わないと行けないのでは?という疑問でした。
DVDレコーダーをクレジットで買いましたが、DVDレコーダーの調子がよくない場合、クレジット会社に支払わなくてよい。という答えだったのですが、それは、クレジット会社でなくて、メーカーの責任だから、お金は払わないと行けないのでは?という疑問でした。
クレジット会社は故障には関係ないから支払わないとダメでしょ
こういう場合、販売店に「取り替えてほしい」と言うんだけど、クレジット会社にも「壊れてるから払わない」と言えば、交換されるまで支払わなくもいいんです。ちゃんと割賦販売法っていう法律で決められてるんですよ。
へえ。そうなんだ。なんでかな?
買ったものが壊れてるのにお金払うのはおかしいからね。お金のやりとりの流れとしては、買った人が払うのはクレジット会社だから、クレジット会社に対して払わないってことになるわけだね。クレジット会社が販売店へ払うのかどうかは知らんけど、問題が解決するまでは払わないんじゃないかな。
次は、契約をする際に重要なことをまとめました。
契約の際に重要なこと
大切なことは、①内容が理解できない場合は契約しないってこと。②契約前にきちんと契約書を確認する。ってことです。特に、TVでよく見るような有名な会社だから大丈夫とか、専門家が言ってるから大丈夫とか、人任せにすると失敗するから、ダメです。
「分からないものに手を出さない」っていうのは、前も言ってたね。
そうです。誰がなんといっても、自分が理解していないものに手を出してはいけません。だから、お父さんが、株を買ったほうがいいよ~って言っても、なぜいいのか。ホントにいいのか?きちんと理解しないと買っちゃだめだからね。
そうなんだ?株はとりあえず買えばいいのかと思ってたんだけど・・・
そうそう。お父さんが良いって言ってるからねえ・・・・
そういのがダメなんだよ。まあ株とか投資については、もう少し説明するから、その時にきちんと理解してください。
あとは、契約書もきちんと契約前に確認しないとダメですね。後で見ておいてくださいね~なんていう販売者は信用してはダメです!
細かい字でいろいろ書いてあるやつだよね。面倒だねえ。みんな見てるの?
細かい字で書いてあるけど、ちゃんと読まないと不利になることが書いてあるかもしれないよ。で、読んでも理解できない場合は、お父さんに相談してください。分からないまま契約しないってそいういことだからね!
はーい。よろしくおねがいしーす!!
契約の事例
そのほか、契約の事例をいくつか説明しました。
・ハンコを押さなければ契約は取り消せるか? →契約は口約束でも成立します。
・友達の代わりにお金を借りた。 →自分は使わなくても返すのは自分です。
・名義貸しって何? →名前を貸すと全責任が自分になるので貸してはダメ。
・ハンコを押さなければ契約は取り消せるか? →契約は口約束でも成立します。
・友達の代わりにお金を借りた。 →自分は使わなくても返すのは自分です。
・名義貸しって何? →名前を貸すと全責任が自分になるので貸してはダメ。
最後に、困った時の相談先について説明します。
とにかく、早めに専門家に相談することが大事だよ。法律の知識とか必要だから、自分で悩んでいても解決は難しい。早めに法律的に対処することで、被害が小さくできる可能性があるからね。
では、困ったらお父さんに相談します!
まあそうだね。今のことはお父さんに相談すればいいけど、大人になって、自分で生活するようになったら、区役所や市役所の相談窓口があるってことを覚えておくといいね。そうすると、消費生活センターとか、弁護士会とか専門的な相談先を教えてくれるはずです。
市役所とかに相談窓口があるんだね。
そうです。困らないようにすることが大事だけど、万が一ってこともあるからよく覚えておいてください。
おおー。なんか今日の内容は役に立つ気がする!
そうか、それはよかった。他のも役に立ってくれればいいですけどねー。
まあ、それはそのうち役に立つかもねー。
では、今日はここまでとしましょう。次は、金融リテラシークイズに挑戦してみよう!!
次回の内容はこちら 「金融リテラシークイズに挑戦【全5問】」