金融トラブルと解決方法
今回の内容
1.金融トラブルの具体例
2.解決方法
2.解決方法
金融トラブルを避けるには、「おいしい話には気をつける」=「自分だけ得するようなうまい話は世の中にない」ことを知る。「人の言うことを鵜呑みにしない」=自分が理解できないものには手を出さない。ことが重要です。そして、万が一トラブルにあった場合には、自分一人で悩まないで、自治体の窓口や消費生活センター、弁護士など、適切な相手に相談することが大切です。
今日の説明は、金融リテラシー調査の金融トラブル関係のトピックスになります。今回が終わると全25問中の17問。68%が終わったことになりますね。ずいぶん進んできたものです。
金融トラブルの具体例
金融トラブルに巻き込まれないように、具体例を説明します。
金融トラブルってなに?
お金をだまし取られるやつですね。事例をこれから見ていきましょう。
まず、具体例①です。大学生が多く被害にあったらしいよ。簡単にもうかるよ。って友達に言われて、お金を借りてまで手を出して、騙されるパターンですね。仲のいい友達とかに言われたら信じちゃうでしょ?
信じるかなあ?いかもにって感じで怪しいよね。
今はトラブルの話だよって。そのつもりで聞いてるから怪しい気がするけど、普通に友達に「絶対おすすめ~!」とか言われたら騙されちゃうかもよ。
そうかなあ。で、バイナリーオプションってなに?
おお、そこか。バイナリーっていうのは、上か下かどっちか?ってことで、オプションは、選べるよ。ってことなんです。例えば、株価が上がるか下がるか予想して、どちらかにお金をかけるって商品があるんだよ。で、あるツールを使えば、答えが分かるから儲かるんだよ~って騙されるわけです。
へえ~。そんなのがあるんだ~。でもあんまり興味ないなあ~
まあ、君らは未だお金がそんなに欲しいって思ってないからね。もっとお金が欲しいって欲がでたら騙されちゃうかもね。
まあそうかな。そこまで欲しいもの無いし。お金はふつうに欲しいけど。
とにかく、ここで覚えてもらいたいのは、「絶対もうかる」っていう金融商品はないってことです。仮に、どんなに親しい友達とか、どんなに有名な人や、有名な会社が言ってたとしても、絶対もうかるっていうことは、世の中には絶対に無いってことを覚えておいてください。
次の例では、ビットコインのような仮想通貨や、海外の不動産投資でもうかるよって情報でトラブルになった事例だね。よく分からないけど儲かるらしいからやってみたら、騙されたとか、多額の損失がでた!とかだね。
よく分からないのにやるからじゃないの?
そうそう、分からないのにやっちゃダメだよね。
そう。そうれは大事な考えです。よくわからない商品を買うと騙されたり、損したりするので、自分でちゃんと理解できない商品には手を出しては絶対ダメです。
まあ、ふつうにそうだよね。
でもねえ。お金が欲しくなると、こういう誘惑にのっちゃうこともあるから気を付けましょう。「よく分からないけど、専門家が言ってるから大丈夫」とか、「周りの友達がやってるから大丈夫」とかね。専門家や友達が分かってても、自分が分かってなかったら手を出しちゃダメだからね。
次の例は、お金貸しますってやつだね。気軽に借りると金利がものすごく高かったり、申し込みで個人情報が漏洩したりするから気を付けましょう。
お金は借りないよねえ。
そうだねえ。わざわざお金は借りないなあ。
今はそうかもね。大学生とか社会人になって、欲しいものが出てきた時には気を付けるよう頭の片隅においておくこと。まあそもそもお金を借りるのはダメって覚えておこう。
ここでは、多重債務について説明します。
欲しいものを借金して買って、お金が返せなくてまた借金して、という状態を多重債務といいます。なにも考えないで、欲しいから、とりあえず借金する。金利のことも考えないで、お金を適当に借りてると、借金が雪だるま式に増えて大変なことになるから気を付けましょう。ってことだね。
なんかやだな。
まあ、やだね。とにかく、借金してまで買うのはよくない。って覚えておきましょう。というところで、トラブルを避ける方法についてまとめるよ。
トラブルを避けるには
おいしい話は存在しないことを知る。これは、ホントに絶対ないから。あなただけに教えるとか、今だけお得。とか、確実に嘘なので、近寄ってはいけません。あとは自分で理解できないものには近寄らないようにしましょう。
株ですぐにお金が倍になります。とか絶対嘘だからね。世界的に有名な投資家でもせいぜい年利20%とかだから、年利で10%も儲かれば凄くいい方だね。それも20年とか、30年とか長期で運用すれば、の話だから、短期で倍なんて、ただの博打だね。絶対大損します。
最後に、気を付けていても、トラブルに遭うかもしれません。ただし、その場合も決して諦めないことが肝心と書いてあるね。適切な相手に相談することで、損害を大きく減らすことがきるかもしれません。
警察に言えばいいーー!
そうだね。被害がでてれば、それもありかもですが、ちょっと手前の、あれ?これって騙されてる?とか、ヤバイかも!みたいな段階で、相談できる窓口があるので、次のスライドで見てみましょう。
トラブルに遭ってしまったら
このスライの下に、188番って書いてあるね。ここに電話すれば、いろいろ案内してくれるようだよ。「いやや!」って覚えておこう。
あとは、スライドの上の方だけど、契約の取り消しができる場合もありますね。違法な契約は取り消しができるから、自分一人で悩んでないで、きちんと相談することが大切だね。
相談しないとダメってことは分かったよ。
そうそう、それが大事だね。大変なことになる前に、なるべく早く相談してください。君らの場合は取りあえずお父さんとかお母さんに相談してくれたらいいよ。
ということで、今日はおしまいです。おつかれさまでしたーー。
え、まじ。終わり?30分以内に終わったねー
ホントだ。凄い。
まあね。やる気になればできるんですよ!
毎回やる気でお願いします!
次回の内容はこちら 「契約と保証人について【口約束も契約です】」